Registration Data Access Protocol
(RDAP)

全体

Registration Data Access Protocol (RDAP) は、従来の Whois プロトコルに代わるモダンなプロトコルで、ドメイン登録データへのアクセスを、より構造化され安全なかたちで提供するために設計されています。

Whois と異なり、RDAP は国際化、標準化されたレスポンス、安全な登録データへのアクセスをサポートしており、アクセスレベルの差別化や一部データのマスキング (秘匿) といった機能によって、プライバシーと利便性の両方を向上させます。

Deep Whois は、iOS、Web、macOS・Linux・FreeBSD 用ターミナルを含むすべてのプラットフォームで RDAP をフルサポートしています。より多くのドメインゾーンが RDAP へ移行していく中で、Deep Whois はこの進化する標準へのシームレスなアクセスをユーザーに提供します。

.CH など、RDAP を採用・移行したドメインゾーンに対しては、Deep Whois が自動的に適切な RDAP サーバーに接続し、最新かつ最も正確な登録データを取得します。

この処理はすべてユーザーからは透過的に行われるため、RDAP クエリの操作性は従来の Whois ルックアップと同じくらいシンプルです。

iOS での RDAP Whois ルックアップ (google.ch ドメイン)

自動的な RDAP 処理に加え、Deep Whois では、上級ユーザー向けに「-f @rdap」オプションと RDAP リンクを用いた RDAP クエリの強制実行機能も提供しています。これは、複雑なドメイン調査を行う場合や、必ず RDAP サーバーから直接データを取得したい場合に特に有用です。

deep-whois -f @rdap https://rdap.registro.br/domain/google.com.br

この強制クエリ機能は、iOS アプリとターミナルクライアントの両方で利用でき、RDAP データへの一貫性のある柔軟なアクセスを提供します。

iOS での RDAP Whois ルックアップ (google.com.br ドメイン)

さらに、Deep Whois の RDAP 対応は、RDAP 固有機能への対応によって強化されています。たとえば、RDAP の JSON レスポンスを処理でき、従来の Whois のプレーンテキストレスポンスと比べて、より構造化され詳細な情報を扱うことができます。これにより、ステータスコード、国際化ドメイン名 (IDN)、アクセス制御に関する詳細情報など、拡張されたドメインデータに、シンプルで使いやすいインターフェースからアクセスできます。

Deep Whois を使えば、インターネットのドメインインフラが進化していく中でも、iOS でのモバイル利用、デスクトップでの作業、ターミナルクライアントでの運用を問わず、RDAP を通じて堅牢・安全かつ包括的な登録データへのアクセスを維持できます。

ターミナルでの RDAP Whois ルックアップ (google.com.br ドメイン)